「原点」と「頂点」

私と息子のテニスレッスン日記が中心です。あと、子育ての事、キャンプの事、そして車(メガーヌR.S. CUP-S、ミニ ジョン・クーパー1000)の事も時々。

愛車2号:アルファロメオ アルフェッタ 1.8 セダン 5MT 伊藤忠D車(Alfaromeo Alfetta 1.8 sedan 5MT)

過去所有の車。

アルファロメオ アルフェッタ 1.8 セダン 5MT 伊藤忠D車(Alfaromeo Alfetta 1.8 sedan 5MT)。
1972年式の初期型!weber40ツインキャブでワンオーナー車。
所有期間は2002年7月〜2005年11月の3年と4ヶ月程度だった。

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【購入まで】
この頃は週に何日かは徹夜で、本当に寝る間が無いくらい仕事が忙しかった。
そんな生活が1年以上続き、常に神経が過敏になりピリピリしてたんんだろう。

前向きに仕事してたので、全然投げやりになったりはしてなかったんですが、
何だかこう、「発散したい」というか、「ちょっと冒険したい」というか妙な感覚が芽生えてきた。
おそらく、精神的なバランスを取ろうとしていたんだろうと思う。

自然と考えたのはやっぱり「車」だった。

golf2には満足していたが、「もしも乗り換えるなら何が良いかな?」 から始まって、
「何に乗り換えようかな?」 と。

・官能的なエンジンってどんなかな。
・次こそはMTに乗りたいな。
・FRにのってみたいな。
・旧車ってどんな感じかな。

などと妄想を膨らませていくと、「やっぱり、ジュリアやな!」と。
ジウジアーロの段付きも最高だが、醜いジュリアこと箱型のジュリアスーパーが良いなーと。

と言うことでジュリアスーパーを調べようとしたものの、一体何処で売ってるんだ?
ジュリア特集が組まれていた何かの雑誌によれば、良い車(ジュリア)は倶楽部の仲間で回るので、
車屋さんにはまず無いとか。

ん〜。どうしたものか・・・。

取り敢えずアルファロメオ関連の雑誌でもと買ったのがこれ。
20002年4月発行の「TipoのALFA&ROMEO Vol.2」です。
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ここに、アルフェッタが紹介されてました。ベストFRアルファだと。
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ふむふむ、

トランスアクスルレイアウトにより前後重量配分を50:50に最適化
・ドディオンアクスルにより対地キャンバーの変化を抑制
・インボードディスクブレーキのよってバネ下重量の軽減
・レーシングテクノロジー満載の1779ccアルファツインカムエンジン搭載
・ラックアンドピニオン形式のステアリング

す、凄すぎる。ちょっと地味だか、エンジニア魂の塊じゃないですか!
しかも、高いだろうと思いきや、不人気で安め。

これだ!これしかない!

もういてもたってもいられずその雑誌のショップリストで何故かピンときた某ショップに電話を。
後で冷静になれば販売店ではなかったのに、そんなことも分かってなかった。


私: あの、ちょっと伺いたいんですがアルフェッタってありますか?
ショップ: あー、暫くしたら入ってくる予定あるよー。

(えっ!? マジですか? そんなことあるんですか?)


私: ほんまですかー! い、いつ頃入ってくるんですか?
ショップ: 1月後くらいじゃないかな〜。
私: また、その頃電話して良いですか?よろしくお願いします!


あっさりと「ある」と言われて、軽くパニック状態に。


1時間後。


私: あのー、いまそちらに向かってるですけど、お邪魔して良いですか?
ショップ: え??? まだアルフェッタ無いよ? あはは。でも、おいでよ。


意味不明な行動ですが、とにかく行ってみたくなったんです。
家で1ヶ月もじっと待ってられなかったです。


いよいよ、ショッップに到着。
ん、あそこか? 

うわ・・・(絶句)。
なんだここは・・・。なんだこの景色は・・・。なんだこの車達は・・・。
一瞬、冗談抜きにタイムスリップしたかと思いましたよ。 ここは日本か???

相当ノスタルジックな工場(ショップ)に、いるわいるわアルファ達が。
よく見るとフェラーリのデイトナやジネッタまでいるし。

私: あのーさっき電話した○○です。忙しいときにすみません・・・。
ショップ: あ〜どうぞ。ちょっと手離せないから、好きに見ててね。
私: は、はい!ありがとうございます!

もう、初めて真近に見るジュリアに、もう、興奮しまくりでした。
見てるんですが、どこに注目して見てよいかも分からず、じーっと動けなかった。


ふと気付いたのは

「アルファ」と呼ばず「ロメオ」と呼ぶ。
「段付き」は「ベローチェ」と呼ぶ。
「フラットノーズの1750」は「いちはち」と呼ぶ。

そ、そうなのか〜。

更に、
ショップ: これ本物のGTAやで。
私: へえー・・・・。(※何も言えず)

その後も、色々色々色々話してもらって、お腹いっぱい、頭いっぱいでした。

来るお客さん(オーナーさん)達も、普通じゃない感じの濃ゆい人たちばかり・・・。
確かに、近年の156や147なんかの「アルファ」の方々とは香りが違う・・・。

いや、ほんと濃過ぎます。異国です。異次元です。
大げさですが価値観が根底から覆された感じです。
こんな世界があるのかー、って圧倒されました。


その後、何度か通って遂に対面したのが、
アルファロメオの世界で超有名な方が所有していた30年間ワンオーナー車。
シングルナンバー。ジーバード処理してあるので奇跡の錆無し。D車。本当に極上。
しかも、そのショップのメカニックの一人の方こそが、これを新車時に納車整備したご本人。
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なんか、もう運命を感じましたね。

勿論、クーラー無し。仮にあっても外せと。三角窓があるから大丈夫。
クーラー付いてるのに効かないと腹が立つけど、始めからなければストレスないと。
どうせクーラー使うのは梅雨時の2、3週間程だと。
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そういう事らしい。

買ってから気付いたんですが、2、3週間ではない!
日本の夏は長い!5月〜10月くらいの半年近くは旧車では「あ・つ・い!」
けど、確かに三角窓、タオル、お茶、団扇で乗り切れますね!(笑)


ショップ: どうする?(にっこり)
私: 買います。(遠い目)


あっさり買っちゃいました。



【所有してみて】
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アクセルを3回程「ペコペコ」と踏み、ガソリンを送り込む。
そしてキーを捻って「くぅくぅくぅくぅくぅーーー」とクランキングした頃合いで
軽〜く、アクセルを煽ってやる。
すると、「ブゥォ〜ン!」とエンジンが目覚める。
ハンドアクセルは使わず、アクセルに軽く足を乗せ1500回転程で暖気運転。
冬場はチョークを併用。

シンクロのへたりによるギア泣き対策で、スタート時には軽く2速をなめてから1速へ。
※実際はそのまま1速にも問題なく入ることがほとんどでしたが。

このエンジン始動からの一連儀式が「車に乗る」という日常を
非日常の楽しい時間へと昇華させる一端を担ってくれていた。


直線道路で1速→2速→3速とシフトアップするだけ、交差点一つ曲がるだけで楽しかった。
weber40のツインキャブは4000回転を超えてくると、ほんとうに「クォォオオオーーー」と
吠えるような、唄うようななサウンドを奏でてくれ、最高に気持ちよかった。

速く走る為ではなくあくまでミッションを労る為、ダブルクラッチでのシフトダウンも練習した。
なかなか上手くならなかったですけどね。


購入時に「高速の長距離とかも大丈夫ですかね?」と聞くと
「あはは。こいつなら北海道でも九州でも余裕で行けるよ!」とのこと。

実際、城崎や能登島など数百キロの旅行に行きましたが全く問題ありませんでした。快調快調。
新車時からしっかりメンテされてましたし、私が所有してからもブレーキ関係一式交換したりと
それなりにお金を掛けたので故障も「ゼロ」。路上ストップも「ゼロ」。

雑誌なんかの内容は当てにならないですね。あくまで車輛状態によるんだと。


噂の「ニュートラルステア」も何となく分かった気がしました。確かにスムーズ。
乗り心地の良かったし、使い勝手も良かった。

あと、ドアを閉めた時の「カチン」という感触は特筆ものでした。
金属と金属が本当に絶妙に合わさる感覚。今の車には絶対にない感触。
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高速出口の料金所のおっちゃんに「いいな!ちょっとゆっくり走っていってよ、じっくり見たいから。」
とか言われて嬉しくなったこともありました。


一度もイベントなどに参加できなかったのはちょっと心残りでしたが、
贅沢なメカニズムを満載した、可愛い相棒でした。

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