「原点」と「頂点」

私と息子のテニスレッスン日記が中心です。あと、子育ての事、キャンプの事、そして車(メガーヌR.S. CUP-S、ミニ ジョン・クーパー1000)の事も時々。

バボラ ピュアストライク ツアー 初打のインプレです!(Babolat Pure Strike Tour Review)

昨日、夜間レッスンで初打してきましたので、簡単なインプレ(感想)を書いてみます。

 

ラケット:バボラ ピュアストライクツアー(G3)

ストリング:バボラ RPMブラスト1.25

テンション:57ポンド(1本張り)

 

比較機種:ウィルソン ブレード98 BLX(G3)

ストリング:テクニファイバー レーザーコード1.25

テンション:57ポンド(1本張り)

 

 

結論から言えば、「”ファーストストライカー”というプレースタイルに的を絞り、とことん理詰めで開発された高性能ラケット!」という印象です!

 

バボラのマーケティングも凄いですが、エンジニアリングも凄いですね!!!

 

個人的にはやはりトップライトが合っているようで、買って大正解でした!(^○^

 

 

 

1.結果

反発:少なめ、弾く感覚は無い。

コントロール:抜群。

スピン性能:こすり系のスピンはかからない、ボールを潰せばかかる。

打球感:やや硬め、やや重め。

スイートエリア:やや狭め。

 

ストローク:パワーアシストは無いが、ぶれが無くコントロール抜群。スイングスピードを上げるとフーレムロスがないのでパワーが出る。

サーブ:ある程度スイングスピードを上げると良い感じ。

ボレー:非常に打ちやすい。

スライス:バックハンドスライスは非常に打ちやすい。当てるだけのフォアスライスは伸びない。

 

ざっと、こんな感じでしょうか。

 

 

 

 

2.感想

BLADE98に比べると、少し反発がなくて、更に高剛性な感じです。

 

BLADE98は「XLOOP」が良く感じられ、スロートが少ししなり、面が内側にぐわっとたわんでいるのが良く分かります。フィーリングも弾き系を軽石のようなバサルトファイバーで吸収しているのか、やや軽い独特のマイルド感があります。

 

フラットに打った場合はXLOOPが左右対称、上下対称に作用するのでパワーもありつつコントロールもできるのですが、入力に角度がついた場合は、面のたわみが対称にならない為か、ちょっと暴れる感じがあります。

 

なので、ストリングのテンションを高め(57ポンド)に設定して、この暴れを抑制したくなります。

 

 

 

一方、ピュアストライクツアーはフェイスフレームが内側にたわんでボールを捕まえる感じはなく、あくまでその役割はストリングに任せているような印象です。

 

更にスロート(シャフト)もかなりしっかりしているので、遅いスイング〜速いスイング/フラット〜トップスピンまで安定(一定)した飛び方(角度)があり暴れないです。その為、ショットの長短や左右、フラットやスピンといった「コントロール」が非常にやりやすいです。そして、ライジングで打った時もこの恩恵が出てきますね。

 

ブレード98だと、先程書いたようにスイングスピードによってたわみやしなり度合いが変わってくるので、それを考慮して「コントロール」しなくてはいけませんので、上手く打ったつもりなのにアウトやネットということもあります。

 

 

 

メーカーのキャッチコピーは得てして・・・・ですが、これは「本当にそうだな!」と納得させられるものがあります。

 

 

 

 

3.考察

「理詰め」と書かせてもらったのは、物理的、工学的、力学的には「フレームは硬ければ硬い方がパワーとコントロールが高まる」というものです。

 

「パワーアップ」とは「パワーロスを減らす」ということであり、「しなり」や「たわみ」は「ロス」そのものなので。

 

ただし、理論的にはロスが無いものが良いのですが、やり過ぎるとあまりにもソリッドでピーキー性質になってしまい、人間が扱えなくなってしまいますよね。

 

だからロスさせてでも、人間が操作しやすい好む「調整幅」を持たせること、いわゆる「乗り感」を出すことで、コントロールが良いですよ〜となるわけですよね。

 

この辺り、車のセッティングとも本当に良く似ていると思います。

 

 

 

ピュアストライクもラケット本体の剛性は高めて、ストリングやグロメットなどでセッティングを出す設計思想ではないのでしょうか。

 

だから硬いフレームなのにボレータッチがやたらと良いんだと思います!驚きです!

 

くどいですが、REBEL95などはシャフトが柔らかいのでタッチが良いのは理解できますが、ピュアストライクは硬いのにタッチが良いんですよ。

 

入力域によって、シャフト、グロメット、ストリングなどの役割がきっちり別れているんでしょうね。

 

実際、セッティングの幅も大きく、これならテンションを落としてもコントロールはさほど失われないような気がします。

 

あと、縦長のブレード98に対して、やや丸形のピュアストライクです。やや面も小さく感じまうので、この辺りもコントロールやタッチに影響しているのかもしれませんね。

 

 

 

 

そして、ボレーやバックハンドスライスを打つと良く分かるのですが、、、おそらく重量分布(配分)が非常に良く出来ているのではないかと感じます。

 

単なるバランスポイントでは無くて、分布が良いのではないかと想像しています。

 

HEADのグラフィン(Graphene)とはまた違った配分のように思いますが、慣性の法則に従って??スーっとすごく自然にラケットが出て行くんですよね!

 

SWもそこそこ大きいですが、全てのショットで非常に打ちやすく感じます。

 

 

 

ただし、基本的にフレームパワーはありませんので、オムニコートなどでシコラー相手に打ち込むような場合は苦しいかもしれません。

 

ある程度相手のショットに威力がある方が良いと思います。

 

 

ピュアストライクはハードヒッター御用達ラケット!ライジンガー御用達ラケット!という感じです。

 

 

 

4.その他

個人的に

 

  • 低い球の持ち上げ(食いつき)
  • サーブの食いつき
  • ボレーのタッチ改善

 

この辺りを期待していたのですが、ボレーは満点です!!!

 

 

食いつきそのものに関しては極端な改善はありませんが、ショットが暴発しないのでスイングでコントロールできる恩恵があります。

 

ストリングが張りたてということもありますのでもう少し観察が必要ですが、実際昨日はアウトやネットのミスがかなり減りました!

 

コーチからもラケットは合っていそうですねという言葉も頂けました。ほっ。

 

 

あと、緩く打つと振動が気になりましたが、しっかりスイングすると振動止めがあるとちょっともっさり感じましたので振動止めは外しました。

 

特に気になる事もなく、良い感じです打てています。

 

 

 

球出しのウォーミングアップの時は、「飛ばない・・・」と思うように打てなくてかなり焦りましたが、ゲーム形式になると一気に良くなり安心しました。

 

 

トップライトなブレード98を期待していましたが、それ以上のものが手に入った気がします(^^

 

ま、まだ90分のレッスンで使用したのみなので、もっと慣れて行きたいと思います!

 

 

 

〜車好きの方へ〜

車で例えるならばボディー剛性が高く、アウトバーンなどのハイスピードレンジでは抜群の安定性、動力性能を発揮する。更に、環境性能を技術によって飛躍的に向上させながらもドライブする楽しみを失っていない「ドイツ車」的な存在かと思います。剛性が高いから、サスペンションがしっかりと仕事できる設計思想。ラケット界のポルシェ911!?

 

そう、ボディーのよじれをサスペンションの一部として考え、しなやかな猫足を特長とする往年の「ラテン車(イタフラ車)」的な存在では無い感じです。バボラはフランスメーカーかと思いますので、あえて言うならアルピーヌ ルノー???(^^;;