「原点」と「頂点」

私と息子のテニスレッスン日記が中心です。あと、子育ての事、キャンプの事、そして車(メガーヌR.S. CUP-S、ミニ ジョン・クーパー1000)の事も時々。

息子さん、一山越えたようです。

さて、先日の記事(温室育ちの息子よ、不登校(気味?)の克服なるか!?)から1週間程経ちましたが、一山越えて普通に登校してくれるようになりました。

 

何となく1〜2ヶ月後に次の山(壁)が来るような気はしますが、その時の為にもちょっと参考になりそうな記録をだらだらと残しておきたいと思います。

 

 

学校に行くようになった理由

話した内容

話した順序は違いますが、基本的にはこの通り(前回記事)のことを話すことができました。

やるべきこと その1

まずは、「家庭学習をメインにすることはなし!学校でどう学ぶか?の1択である。」という事を明確に示すことが必要です。その上で、家庭での学習サポートはあくまでおまけであることを示したい。

 

やるべきこと その2

次に「例え学校であってもこれまで通りマイペースに貫けば良い!」ということをちゃんと話してあげること。その方法、時間の使い方を一緒に考えていくこと。

 

根が敏感で真面目なので、「小学校ではマイペースはいけないこと」と分かってしまって、それが余計に苦しめているように思います。

 

やるべきこと その3

環境に適応するためには、環境を知らないといけない。環境とは社会でもあり、人間関係でもある。

 

ここは今朝息子とも話できたのですが、テニスでもピアノでも一人ではできないし、誉めてもらったりすると嬉しいし、同じ話題で盛り上がることは楽しい。人は共感や共有なしではきっと生きて行けないし、誰の世話にもならないということもあり得ない。

 

だからこそ、周囲を把握、理解する機会は今のPhase2には欠かせない。

 

でも、これをメインに楽しめるかというと、これは何かを通してジワジワと感じるものであって、こればかりを集中的にやるわけにも行かない。

 

マイペースでも自ら動けば周囲も動く! 新たな関係性が必ず生まれる!

 

 

この記事を書いた日(1週間前)、帰宅した息子は思いのほかご機嫌でした。理由は初めて給食が美味しかったらしく「おかわり」まで出来たことのようでした。

 

給食を含め良かった事を自分から話してくれましたが、嫌な事の話は意図的に避けているように感じました。

 

親に心配かけたくない気遣いや強がりのような気もしますし、現実逃避でもあるかもしれませんが、どちらにしても今のこの瞬間はご機嫌でも「根」が解決していなければきっと明日の朝になれば「行きたくない」に逆戻りすると感じました。なので、やはりじっくり話をしようと。

 

 

オヤツ(飴)食べながら「今日は休み時間何してたん?オルガン弾く時間はあったか?」とか、たわいもないことをふわ〜っと聞き出して行きました。

 

すると、その会話に中でちょっと面白い「きっかけ」が見つかりました。

 

 

息子:「オルガン弾いたけど、また○○君に電源抜かれて弾けへんかった・・・。嫌やった。」

 

私:「そんな時はどしてるの?止めてとか言ったことあるの?」

 

息子:「いっつも、いっつも、止めてってめっちゃ言うてるで。何回も大きな声で言うてるで。でも止めてくれへんねん。」

 

私:「そうか〜。どうしたら止めてくれるのかな・・。それはそうと、電源抜かれた後はどしてるの?自分で入れて弾いてるの?もう弾くの止めてるの?」

 

息子:「自分では入れてないで。」

 

私:「え?え? じゃあ、どうしてるん?」

 

息子:「大体A君とか、B君とか、Cちゃんとかがコンセントにさし直してくれるねん。」

 

私:「え?そんな子いるの!?!?」

 

息子:「うん、いるで。前にピアノ教えて〜って言ってた子とか、上手やな〜って言ってくれた子とかと一緒の子やで。」

 

何と、、もっともっと「ひとりぼっち」かと思っていましたが、どうやら「そう」では無いようです。しかし、その辺りに鈍感な(6歳なら普通かも?)息子は何も感じていないようでした。

 

他にも、そこから息子の話に色々な登場人物が出て来るのですが、私の方が言われた名前が分からなくて状況が掴めない・・(^-^;

 

なので、私がヒアリングを進めながら「クラスの関係図」を一緒になって作っていきました。

 

すると、クラスの半分くらいの子の名前が出てきましたし、先生の話を全く聞かず授業を妨害する悪い子は1名だけのようです。 あと暴力の子が1名。そして担任の先生も「後ろに立たせたり」しっかり怒ってくれているようです。それでも兎に角うるさい、暴れるらしいですが。

 

その「悪い子」は「電源抜く子」と同じでしたし、「暴力の子」は息子には止めても他の子にしていることもあるとか、そういった関係性が見えてきました。ぼけーっとしているだけじゃなくて、しっかり観察して、感じていたようです。

 

何より電源入れてくれる子達は息子に興味は持ってくれているようで、一番最悪な「総ネグレクト状態」ではないようでちょっと安心しました。

 

その流れで、

私:「他にも『悪い子』のせいで授業が成り立たないことを嫌がっている子はいないの?」

 

息子:「絶対、一杯いるで!!!うん、いるいる!」

 

となり、自分(息子)が何か動いて中心になって皆と協力して、テニスの時のようにクラスの雰囲気(方向性)を変えていったらよいのでは無いかとなりました。

 

この日、体操服のラックを皆の為に自主的に一人で運んでいる子がいて、それを息子がみつけて自主的に手伝ったそうです。それを先生が誉めてくれて、皆で二人に拍手したそうです。

 

その子が動いた事で、自分も動かされた。そこに賞賛者も表れた。空気が変わった好事例です。

 

 

 

この辺りから息子の思考スイッチがぱちん!と入りました。

 

これまでやってきたことや、朝の私や嫁さんの話を出してきてその意味を確認したり・・最後に自分でレベルゲージのような概念図を描いて

 

息子:「今はどのレベルまで変えた?」

 

私:「まだレベル1やな。」

 

息子:「え〜〜まだそんなけ〜〜〜。」

 

私:「じゃ、『悪い子』は何で電源を抜くのか?」

 

息子:「自分が弾けないから面白くないんやと思う。」

 

私:「じゃあ、どうしたら電源抜かなくなるかな?」

 

息子:「これ以上止めてといっても無駄やし・・・分からへん。」

 

私:「ん〜、じゃあ、例えばその子が好きな曲弾いたら聞くと思う?」

 

息子:「うん!聞くと思う!」

 

私:「その子何が好き?」

 

息子:「喋ったことないし、分からへん!」

 

私:「そ、そうやな・・^-^;; 」

 

ってことで、イソップ童話の「北風と太陽」の話をしつつ、何となく好きそうなポケモンの曲やドラえもんの楽譜を一生懸命に探しましたが、残念ながら息子には難易度が高過ぎて弾けそうにありませんでした。

 

一旦、諦めましたが、相手目線で考えることや、自分から動く事の大切さ有効性・・・何より周囲との関係性が少しずつではありますができてきている事を本人が自覚できたことが大きかったと思います。

 

 

 

自分の居場所、人との関係

小さくとも「自分の居場所」ができつつあります、きっと。

 

そして、今のそのマイペースな動きこそ得意とすることであって、それがジワジワできてきています。これからもそれで良い事も伝えました。

 

やはり、集中したい時に集中したり、やりきったり、先に進んだり・・・そういったマイペースを貫けないことが、相当なストレスになっていたようです。波長、リズムが今のクラスの状態では全く合わないのですね。

 

嫌だと逃げず、嫌だと愚痴らず、本当に嫌なら変える努力をすればよい。

それでも駄目なら、その時次を考えよう。

 

 

 

そして最後に、「学校か? or 家庭か?」の選択ではなくて、「学校でどう学ぶか?」だけしかないことを明確に伝えました。

 

流石にここでは黙っていましたが、かならず聞いてくれていると思います。

朝の大泣きしている時にした話もしっかり覚えていましたし。

 

 

虚勢を張るタイプでもなく、自己主張するタイプでもないので人以上に時間はかかると思いますが、何とか楽しめると良いと思っています。

 

 

担任の先生も「新しい靴ね!格好良いね!(^^ 」と、何か一言声かけをしてくれます。

 

人に気にかけてもらえることは本当にありがたいですし、何よりの支えになります。感謝です。

 

 

 

最後に

「無理矢理に学校に行かせ続けて、そこで友達でもできれば楽しくなるだろ〜」的な考えが世の中には多いと思います。

 

しかし、対処の仕方はその子のタイプによると思います。

 

息子の場合はプリスクールの先生にも言われていた事なのですが、「ノリでどうにかなる子ではありません。人がやっているからとか、そんな理由では動きません。自分が納得しないと動きません。自分のペースで自分らしく突き進んでください。」と。

 

 

息子の場合は「納得度 = 定着度、安定度、推進力」な感じですので、簡単ではないですが遠回りでも話することが良いと思っています。

 

世間からはそれを「過保護」と誤認されることも本当に多いですが、、、それはそれぞれの考え方というように処理しています。

 

 

 

そうそう、先程の「悪い子」、どうやら他の授業は話を聞いていなくてメチャクチャらしいのですが、「字」はかなり上手で先生の「お直し」が入らないそうです。

 

息子は字を練習していなかったので、下手です。お直しされます。

 

負けず嫌いの息子は、これが相当悔しかったらしく・・・字の宿題を泣きながら完璧になるまで何十回も書き直していました。十分きれいなのに、完璧を求めて・・・。隣絵は娘が歌って遊んでいるので、喧嘩になるし・・・。

 

 

ちょっと天狗になっていた息子の鼻が折れ、油断していた息子のプライドに傷がつき良い感じです。

 

ライバルがいなくてマンネリ化していたテニスでも圧倒的な力の差を見せつけられて、ちょっと謙虚になってきたり、良い感じです。

 

失敗から学ぼう!

 

理由はあれど段々と外的な要因に逃げ場を求め他責にしつつあった流れがようやく良い方向に回復してきたように思います。

 

 

あとは、文句ではなく、本当に物足りなくなっ時が次の壁だと思います。1〜2ヶ月後に来てしまいそうな気もします。くればその時、考えます!

 

いつか、気の置けない親友が出来れば最高に幸せだと思いますがそれは縁だと思いますし、欲張らず日常の小さな関係に感謝して、、、、焦らず焦らず。

 

 

 

〜補足〜

ちなみに、息子が通う小学校の給食の献立はまるで精進料理のように野菜中心で老人向け・・・。子供には厳しいメニューが続いていました。隣の学校などは普通に美味しそうなんですが・・。

 

昔と違って最終的には残しても良いようなんでいつも残していました。そして今回は初めて「おかわり」までして完食できたタイミングで担任の先生が「食べ物への感謝を教えることも・・・させてもらいました。」と。 

 

「はっ!」としました。確かに食欲に対して執着のない息子なので、兎に角栄養を取らせることを優先し、食育とか、「いただきます。」という食べ物(命)への感謝、生産者への感謝、作り手への感謝・・・こういった当たり前の教えができていなかった事に気がつきました。

 

人としての基本ですし、こういった部分の教育こそ親の責任ですね。大反省です。親も一緒に勉強、勉強、勉強。