「原点」と「頂点」

私と息子のテニスレッスン日記が中心です。あと、子育ての事、キャンプの事、そして車(メガーヌR.S. CUP-S、ミニ ジョン・クーパー1000)の事も時々。

「錦織くん」や「クルム伊達さん」を見ていて思う事。それは連続性(アナログ)のテニス!

惜しかった、伊達さん!

伊達さんは残念ながら準決勝で敗退してしまいましたが、凄い活躍でしたね!(^^

 

錦織くんの活躍が重なっていなければ、もっともっと取り上げられても良いBigニュース!!!

 

さて、1setの途中までだけ試合を見ていたのですが、4人の中で一人だけ異次元のプレーをしていましたね。

 

おそらくゾーン状態に入っていてんだと思いますが、テンポ、スピード、深さ、コース、タイミング、読み、そして粘り・・・もう100%以上の状態だったのではないでしょうか。凄かった。

 

「これは勝てそうだな。少なくとも1setは固いかな。」と思っていたのですが、そんなに甘いものじゃなかったんですね・・・。

 

詳しくはご自身の公式ブログに書かれていますので、ご興味の有る方は是非読んでみてください。

 


2014 US OPEN D 準決勝|伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~

 

 

どう考えても凄すぎる錦織くん!でも、これは「まぐれ」じゃない!

ジョコビッチに真っ向勝負で勝ちきるなんて、普通じゃありませんね。

 

ただ、冷静に内容を振返ると、そもそもテニスは連続ポイントがないとゲームが取れなかったり、コートチェンジがあったり・・・その他もろもろ、「強い者が勝つ!」(=「勝った方が強い!」)となるようなルールになっています。更に5セットマッチのグランドスラムはなおさら実力勝負の展開になり易い。

 

かなり狭いゾーンの「同等レベル」に入って初めて、勝ったり負けたりが生じる訳で、レベルが1段階違ってしまうと、マグレ勝ちすらあり得なくなってしまいます。

 

つまり、今回はラッキーでNo.1ランキングのDjokovicに勝てた訳ではない事が分かります。

 

毎回勝てる訳ではありませんが、そのレベルに到達したということですね。ジョコビッチもインタビューで認めていましたし、間違いないのでしょう。

 

だからこその驚きと、賞賛が鳴り止まない、激震レベルなんだと思います。

 

 

 

アナログ(連続性の)テニス! アナログ思考!

メンタルスポーツであるテニスにおいて1ポイント1ポイントの積み重ねが大事な事は言うまでもないですが、プロ選手でも「状況要素」にメンタルが支配されてしまうことも珍しくありません。

 

その対策として「1ショット+1ショット+1ショット・・・」という感じで、1ショットごとにデジタルな基準を設けて集中し、精度と安定を上げて行くというアプローチが普通であり、現役選手中では最高のメンタルを持つと言われるナダルはその完成形、究極形ではないでしょうか。(※サンプリングレートがあまりに細かくて、アナログに近づいている。)

 

ここがある程度コントロール出来るだけでももの凄い事ではあるのですが、それでもよくよくプレーを観察していると、「1ショット+1ショット+1ショット・・・」そこには少なからずの「継ぎ目、途切れ」が発生しているように思います。

 

 

ところが、錦織くん、クルム伊達さんのプレーにはこの「継ぎ目、途切れ」が存在しない。(ように見えます。)

 

近い所で例えるならば、今もMLBで活躍するイチロー選手もそうではないでしょうか。

 

振り子打法、打った瞬間に一塁に走り出していると形容されていましたが、これはフォームの事だけではなくて、意識を含めたものじゃないかと。

 

「打って」+「走る」のではなくて、打ってから一塁に到達するまでが「1アクション」であるので、連続性の高い「動き」になるのでしょう。見送っているボール、前回の打席、過去の試合・・・もしかすると、それら全てが途切れていなくて連続しているのかもしれませんね。

 

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話は戻って、錦織くん・・・。

 

変な表現になりますが、インパクトの瞬間に、数秒先の未来に向けたもう一人の錦織君が「分身」して現れて走り出し、打った後の現在の錦織くんが未来の錦織君の方に吸収されていく、これを連続的に繰り返しているように見えます。

 

未来への分身の飛ばしっぷりが凄くて、打ったボールの着弾地点のイメージとかではなくて、セオリーからの反応ではなくて・・・。

 

確かに機敏なフットワークは持ち合わせていますが、それだけではあの破壊的なショットと精度と安定感が共存するとは思えません。

 

伊達さんにも基本的に同じ事を感じます。

 

 

 

 

ターニングポイントにしても、そう。

 

この1ポイントは大きいというターニングポイントとなる場面が必ずあります。3setタイブレークで冒してしまった痛恨のダブルフォルトなんかは典型かと思います。(※5-3でもDFしているので余計に・・・。)

 

普通ならそこで崩れてしまう事でしょう。

 

しかし、本来のターニングポイントを、何事も無かったように普通のポイントへと強引に変質させてしまいました。思考も未来へ飛ばしています。

 

ターニングポイントの冗長性を備えもっていると言いますか、「脳、神経、筋肉・・・」これらの回路が非常に優れているでしょう。

 

思考と感性が途切れない。まさに連続である。

 

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ふと思った事ですが、カエルでも、日照りがキツければ木陰へ移動し、体色を変えて擬態して捕食者から身を守る。エサが欲しければ、可能性の高いところへ移動する。

 

野生生物が生きて行くには当然の「本能」。途切れてしまっては生きて行けないのでしょう。ある意味、常にゾーンで生きているのかも。当たり前なのかも。

 

 

 

 

さて、このお二人、日常的に「ゾーン」の世界で生きているんでしょうね、きっと。

 

 

仮にこの一般からみれば「特異な感性、感覚」の要求に対して耐えられる肉体がいよいよ追いついてきたと考えるならば・・・・もう楽しみで楽しみで仕方がないですね!(^^

 

さて、いよいよチリッチとの決勝戦! 頑張れ!!! NISHIKORI !!!